弊社のブログ内の、いくつかの記事を非公開・統合しました。
「動画SEO最適化の7つの方法」「SNS運用代行の費用相場」「失敗しないSNS運用代行業者の選び方」……そういった記事です。書いた当時は意味がありましたが、今となっては検索すれば100万件ヒットする内容。残しておく理由がなかったので、整理しました。
正直に言うと、「もったいない」という気持ちはありませんでした。むしろ、残っていること自体がブランドの足を引っ張っていると感じていたくらいです。
AIが来て、情報の価値が根本的に変わった
2023年にChatGPTのユーザー数が1億人を突破して以来、検索行動そのものが変わっています。
「○○のやり方」「○○とは何か」という解説記事は、もうAIが秒で答えてくれます。Googleで調べる前に、ChatGPTやClaudeに聞けば済む。それが当たり前になった時代に、解説記事を量産することに意味はありません。
SEOの観点でも同じです。GoogleはAIが生成したコンテンツのファームをペナルティの対象としています。量で検索上位を狙う戦略は、もう機能しません。
だとしたら、ブログに何を書くべきか
情報を並べただけの記事は、AIで検索するのと変わりません。読んだ人の記憶には残らないし、信頼にもつながらない。

だとしたら、書くべきものは一つです。AIが生成できないもの。それが体験です。
「実際にやってみたら何が起きたか」
「失敗して、どう考えを変えたか」
「こっちを選んだ理由と、その後の結果」
こういう情報はAIには書けません。現実の中で起きたことだからです。
マーケティングの世界でよく言われる話に「人は情報ではなくストーリーを記憶する」というものがあります。ハーバードビジネスレビューの調査では、データだけを示した場合とストーリーで伝えた場合で、記憶定着率に22倍の差が出たという結果もあります。これはブログも同じです。どれだけ正確な情報でも、読んだ人の「自分ごと」にならなければ、記憶には残りません。
体験が伴ったコンテンツが強い理由
弊社の場合で言えば、AIを導入した企業の現場でどんな変化があったか、提案して失敗した経験から何を学んだか、そういう話のほうが読んだ人の記憶に残ります。
数字も出せる。感情も乗る。再現性もある。
情報を並べただけの記事では、「なるほど、うちも同じだ」と思ってもらえません。
Googleが評価する指標の一つにE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)があります。最初のEは「Experience」、つまり実際の経験です。Googleでさえ、体験を持った人間が書いたコンテンツを高く評価する方向に動いています。

E-E-A-Tの中で、今もっとも差がつくのが「Experience(経験)」です。専門知識はAIでも補えますが、実際に現場でやったかどうかはごまかせない。読者もそこを敏感に感じ取っています。
これからは本数じゃなく、質で勝負します
月に20本の薄い記事より、月に2本の体験が詰まった記事のほうが信頼につながります。そう判断して、過去の記事を整理しました。
このブログを再開するにあたって、そのことを最初に書いておきたかった。
これから書く記事は全部、現場で起きたことをもとにします。AI導入の現場で何が変わったか。ツール開発で失敗した話。クライアントとのやり取りで気づいたこと。数字で語れる話、感情が動いた話、両方を混ぜながら書いていきます。
読んで「自分ごと」に感じてもらえる記事だけを、これからは積み上げていきます。