ホームページの問い合わせを30日で倍増させる方法

ホームページからの問い合わせが少ない本当の理由

ホームページがないと会社としての信用が落ちるからと、せっかく高額な費用をかけて作ったホームページからの問い合わせはほとんどゼロ。「なぜだろう?」と悩んでいませんか?

実は多くの企業が同じ悩みを抱えています。ホームページを持っているのに、そこからの問い合わせがほとんどない。この状況を30日で劇的に変えることは可能だと思いますか?

答えはイエスです。ただし、正しい方法で取り組む必要があります。

問い合わせが少ないホームページの問題点を示すイラスト

ホームページからの問い合わせが少ない原因は、大きく分けて3つあります。1つ目は「そもそも訪問者が少ない」こと。2つ目は「ホームページの内容や構成に問題がある」こと。そして3つ目は「問い合わせのハードルが高すぎる」ことです。これらの問題を順番に解決していくことで、30日という短期間でも問い合わせを倍増させることは十分可能なのです。

この記事では、ホームページからの問い合わせを増やすための、具体的な改善方法をお伝えします。すぐに実践できるテクニックばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。

問い合わせが増えないホームページの5つの特徴

まずは問い合わせが増えないホームページによくある特徴を見ていきましょう。

ぼくがこれまで数十社のホームページを分析してきた中で、問い合わせが少ないサイトには共通点があることに気づきました。あなたのホームページは以下のような特徴に当てはまっていないでしょうか?

1. アクセス数が圧倒的に少ない

問い合わせが少ない最も単純な理由は、そもそもホームページへの訪問者が少ないことです。いくら素晴らしいコンテンツを用意しても、見てもらえなければ意味がありません。

一般的に、ホームページの訪問者のうち問い合わせに至るのは約1〜2%と言われています。つまり、月に10件の問い合わせを得るためには、少なくとも500〜1,000人の訪問者が必要になるのです。

2. ユーザー目線が欠けている

「自社の強みをアピールしよう」という意識が強すぎるあまり、ユーザーが本当に知りたい情報が不足しているケースも多いです。

例えば、「弊社は○○年の実績があります」「○○の資格を持っています」といった自社アピールばかりで、「それによってユーザーがどんなメリットを得られるのか」という視点が欠けていると、訪問者の心に響きません。

ユーザー目線のホームページデザインを表現したイラスト3. 問い合わせフォームが使いにくい

問い合わせフォームの入力項目が多すぎたり、記入例がなかったりすると、ユーザーは途中で離脱してしまいます。

ぼくが以前改善したあるクライアントのサイトでは、問い合わせフォームの入力項目を12個から5個に減らしただけで、問い合わせ数が2.5倍に増えました。シンプルな変更でも、効果は絶大なのです。

4. ページの表示速度が遅い

ページの読み込みが遅いと、ユーザーはイライラして離脱してしまいます。特にスマホユーザーは忍耐力が低い傾向にあります。

Googleの調査によると、ページの読み込み時間が3秒から5秒に増えただけで、直帰率は90%も増加するそうです。つまり、表示速度が遅いだけで、潜在的な問い合わせの機会を大きく失っている可能性があるのです。

5. 信頼性を示す要素が不足している

初めて訪れたホームページで、すぐに問い合わせをする人はほとんどいません。特にサービスや商品の価格が高い場合、ユーザーは慎重になります。

実績や事例、お客様の声などの信頼性を示す要素が不足していると、「この会社に問い合わせても大丈夫だろうか?」という不安から、問い合わせに至らないケースが多いのです。

これらの特徴に心当たりがあるなら、改善の余地は大いにあります!

では、具体的にどうすれば問い合わせを増やせるのか、実践的な方法を見ていきましょう。

30日で問い合わせを倍増させる7つの具体策

「30日」というと短く感じるかもしれませんが、正しい方法で集中的に取り組めば、十分に成果を出せる期間です。

ぼくが実際にクライアントのホームページ改善で成果を出してきた方法を、実践しやすい順に紹介します。

1. 問い合わせフォームを最適化する

最も手軽に取り組めて、効果も出やすいのが問い合わせフォームの最適化です。

具体的には以下の点を改善しましょう:

  • 入力項目を必要最小限に減らす(5〜7項目が理想)
  • 必須項目を明確に表示する
  • 入力例を示して記入のハードルを下げる
  • エラーメッセージをわかりやすくする
  • 送信ボタンを目立たせる(色や大きさの工夫)

特に重要なのは、「なぜこの情報が必要なのか」をユーザーに理解してもらうことです。例えば、電話番号を聞く場合は「お急ぎの場合はお電話でご連絡することがあります」といった説明を添えると、ユーザーの抵抗感が減ります。

最適化された問い合わせフォームのデザイン例を示すイラスト2. CTAボタンを戦略的に配置する

CTA(Call To Action)とは、ユーザーに行動を促すボタンやリンクのことです。「お問い合わせはこちら」「無料相談を申し込む」などがこれにあたります。

多くのホームページでは、CTAボタンがページ上部と下部にしか配置されていません。しかし、ユーザーがコンテンツを読んでいる途中で「問い合わせたい!」と思ったときに、スクロールして探さなければならないのは大きな機会損失です。

効果的なCTA配置のポイントは以下の通りです:

  • ファーストビュー(スクロールせずに見える範囲)に必ず1つ配置
  • 各セクションの終わりに配置(特に重要な情報の後)
  • サイドバーに固定表示させる
  • スマホ表示では画面下部に固定表示させる
  • 色や大きさで目立たせる(ページデザインとの調和も考慮)

また、CTAの文言も重要です。「お問い合わせ」という一般的な表現よりも、「無料相談を予約する」「資料をダウンロードする」など、具体的なメリットを示す表現の方が効果的です。

3. ページ表示速度を改善する

先ほども触れましたが、ページの表示速度は問い合わせ数に直結します。特にスマホユーザーは表示速度に敏感です。

表示速度を改善するための具体的な方法は以下の通りです:

  • 画像を最適化する(サイズ縮小、WebP形式の活用)
  • 不要なプラグインを削除する
  • キャッシュを活用する
  • JavaScriptの読み込みを最適化する
  • 高速なレンタルサーバーを選ぶ

表示速度の改善は技術的な知識が必要な場合もありますが、画像の最適化だけでも大きな効果が期待できます。無料のツールを使って画像サイズを圧縮するだけで、表示速度が大幅に改善することもあります。

4. 信頼性を高める要素を追加する

ユーザーがホームページから問い合わせをするかどうかは、そのサイトや会社に対する信頼感に大きく左右されます。

信頼性を高めるために効果的な要素は以下の通りです:

  • 実績や事例の具体的な紹介
  • お客様の声や推薦文(可能であれば写真付き)
  • メディア掲載実績
  • 資格や認定の表示
  • 運営会社の詳細情報(代表者の経歴など)
  • プライバシーポリシーや特定商取引法に基づく表記

特に効果的なのが「お客様の声」です。第三者からの評価は自社からの主張よりも信頼性が高く、潜在顧客の背中を押す大きな要因となります。

ホームページの信頼性を高める要素を示すイラスト5. ユーザー目線のコンテンツに改善する

ホームページのコンテンツは、「自社が伝えたいこと」ではなく「ユーザーが知りたいこと」を中心に構成すべきです。

ユーザー目線のコンテンツ作成のポイントは以下の通りです:

  • ユーザーの悩みや課題から話を始める
  • 専門用語を避け、わかりやすい言葉で説明する
  • 「何を提供するか」よりも「どんな結果が得られるか」を強調する
  • 箇条書きや見出しを活用して読みやすくする
  • 具体的な数字やデータを示して説得力を高める

例えば、「弊社は最新の技術を駆使したシステム開発を行っています」という自社視点の文章よりも、「面倒な手作業から解放され、作業時間を最大50%削減できます」というユーザーメリット視点の文章の方が、はるかに響きます。

6. SEO対策で検索流入を増やす

問い合わせを増やすには、まずホームページへの訪問者を増やす必要があります。その最も効果的な方法がSEO対策です。

短期間で効果を出すためのSEO対策のポイントは以下の通りです:

  • ローカルSEOに注力する(地域名+サービス名のキーワード対策)
  • Googleビジネスプロフィールを最適化する
  • ユーザーの検索意図に合ったコンテンツを作成する
  • 内部リンクを最適化する
  • メタタイトルやメタディスクリプションを改善する

特に地域密着型のビジネスであれば、「〇〇市 △△サービス」のような地域名を含むキーワードで上位表示を狙うことで、効率的に見込み客を集めることができます。

7. スマホ対応を徹底する

現在、インターネットトラフィックの半分以上はスマートフォンからのアクセスです。にもかかわらず、多くのホームページではスマホ表示が最適化されていません。

スマホ対応を徹底するポイントは以下の通りです:

  • レスポンシブデザインを採用する
  • タップしやすいボタンサイズにする(最低44×44ピクセル)
  • フォントサイズを適切に設定する(最低16ピクセル)
  • スマホでの表示を定期的にチェックする
  • スマホ特有の機能(電話タップで発信など)を活用する

特に電話での問い合わせを重視するビジネスであれば、スマホ表示時に画面上部に電話番号を固定表示させ、タップするとすぐに発信できるようにすることで、問い合わせのハードルを大きく下げることができます。

問い合わせ倍増の成功事例

ここからは問い合わせを増やすために知っておきたい具体的な成功事例を紹介します。

建設会社A社の事例

地方の中小建設会社A社は、ホームページからの問い合わせがほとんどなく、営業は紹介に頼っていましたので、まず取り組んだのは、ユーザー目線のコンテンツへの改善です。

「創業○○年の実績」といった会社情報中心の内容から、「家づくりで失敗しないための5つのポイント」「地元の気候に適した住宅の特徴」など、顧客が知りたい情報を中心に構成し直しました。

次に、問い合わせフォームを簡素化し、「無料相談会予約」という具体的なCTAボタンを各ページに配置。さらに、過去の施工事例と施主の声を充実させ、信頼性を高めました。

その結果、わずか1ヶ月でホームページからの問い合わせ数が3倍に増加。特に「無料相談会」の予約が増え、成約率の高い見込み客の獲得に成功しました。

問い合わせ倍増に成功した事例を示すイラスト

士業事務所B社の事例

税理士事務所B社は、ホームページを持っていたものの、ほとんど活用できていませんでした。

まず、地域名+「税理士」「確定申告」などのキーワードでのSEO対策を実施。同時に、よくある質問や相談事例をコンテンツとして充実させました。

また、「初回相談無料」という特典を設け、それを強調したCTAボタンをページ全体に配置。問い合わせフォームも大幅に簡素化しました。

さらに、クライアントの声を具体的な数字(「売上が○○%アップした」など)とともに掲載し、信頼性を高めました。

その結果、実施から3週間で問い合わせ数が2倍に増加。特に個人事業主からの問い合わせが増え、新規顧客の獲得につながりました。

どうですか?これらの事例からわかるように、正しい方法で取り組めば、30日という短期間でも問い合わせを倍増させることは十分可能なのです。

問い合わせ増加のためのチェックリスト

ここまで紹介してきた方法を実践するために、具体的なチェックリストを用意しました。このリストに沿って改善を進めていけば、30日で問い合わせを倍増させる道筋が見えてくるはずです。

問い合わせフォーム最適化チェック

  • 入力項目は7つ以下に抑えられているか
  • 必須項目と任意項目が明確に区別されているか
  • 入力例や説明文が適切に配置されているか
  • エラーメッセージはわかりやすく表示されるか
  • 送信ボタンは目立つデザインになっているか
  • 送信完了後のお礼メッセージは設定されているか

CTA配置チェック

  • ファーストビューにCTAボタンが配置されているか
  • 各セクションの終わりにCTAボタンがあるか
  • CTAの文言は具体的なメリットを示しているか
  • ボタンのデザインは目立つ色や形になっているか
  • スマホ表示でもCTAボタンが適切に表示されるか

問い合わせ増加のためのチェックリストを視覚化したイラストページ表示速度チェック

  • Google PageSpeed Insightsでスコアを確認したか
  • 画像は適切にサイズ最適化されているか
  • 不要なプラグインやスクリプトを削除したか
  • キャッシュ機能は有効になっているか
  • モバイル表示での速度も確認したか

信頼性向上チェック

  • 実績や事例が具体的に紹介されているか
  • お客様の声や推薦文が掲載されているか
  • 運営会社や代表者の情報が明記されているか
  • プライバシーポリシーなどの基本情報があるか
  • SSL証明書は導入されているか(https対応)

コンテンツ改善チェック

  • ユーザーの悩みや課題から話を始めているか
  • 専門用語を避け、わかりやすい言葉で説明しているか
  • 「何を提供するか」よりも「どんな結果が得られるか」を強調しているか
  • 箇条書きや見出しを活用して読みやすくしているか
  • 具体的な数字やデータを示して説得力を高めているか

SEO対策チェック

  • ターゲットキーワードは明確に設定されているか
  • メタタイトルとメタディスクリプションは最適化されているか
  • Googleビジネスプロフィールは最適化されているか
  • 内部リンク構造は最適化されているか
  • コンテンツはユーザーの検索意図に合っているか

スマホ対応チェック

  • すべてのページがレスポンシブ対応しているか
  • ボタンやリンクはタップしやすいサイズになっているか
  • フォントサイズは読みやすく設定されているか
  • スマホ特有の機能(電話タップ発信など)は活用されているか
  • 実際のスマホで表示確認したか

このチェックリストを使って、あなたのホームページを点検してみてください。改善すべき点が明確になり、効率的に問い合わせ数を増やすことができるはずです。

30日間の改善スケジュール例

「何から手をつければいいのか」と迷う方のために、30日間の具体的な改善スケジュール例を紹介します。

このスケジュールは、最も効果が出やすい順に、かつ実施の難易度も考慮して組み立てています。もちろん、あなたのホームページの状況に合わせて調整してください。

1日目〜5日目:現状分析と計画立案

  • アクセス解析ツール(GoogleアナリティクスなどAIツール)を設置して現状を把握
  • ユーザーの行動パターンを分析(どのページで離脱しているかなど)
  • 競合サイトの調査(特に問い合わせ導線やCTAの配置など)
  • 改善計画の立案(優先順位の決定)

6日目〜10日目:問い合わせフォームとCTAの最適化

  • 問い合わせフォームの簡素化
  • CTAボタンのデザイン改善と戦略的配置
  • 送信完了後のお礼メッセージの設定
  • スマホでの表示確認と調整

11日目〜15日目:ページ表示速度の改善

  • 画像の最適化
  • 不要なプラグインの削除
  • キャッシュ設定の最適化
  • JavaScriptの読み込み最適化

16日目〜20日目:信頼性向上要素の追加

  • 実績や事例ページの充実
  • お客様の声の収集と掲載
  • 運営会社情報の充実
  • SSL証明書の導入(未対応の場合)

21日目〜25日目:コンテンツの改善

  • トップページの改善(ユーザー目線の内容に)
  • サービス紹介ページの改善(結果・メリット重視に)
  • よくある質問ページの追加または充実
  • 専門用語の見直しとわかりやすい表現への変更

26日目〜30日目:SEO対策とスマホ対応の最終調整

  • メタタイトル・メタディスクリプションの最適化
  • Googleビジネスプロフィールの最適化
  • 内部リンク構造の改善
  • スマホ表示の最終確認と調整
  • 全体の最終チェックと微調整

このスケジュールに沿って改善を進めていけば、30日後にはSEOとページを訪れたユーザーへの訴求が最適化されているはずです。

もちろん、すべての項目を完璧にこなす必要はありません。あなたのホームページの状況に合わせて、特に効果が期待できる項目から優先的に取り組んでください。

まとめ:継続的な改善が成功の鍵

この記事ではホームページからの問い合わせを30日で倍増させるための方法を紹介しました。

最後に重要なポイントをまとめておきます:

  • 問い合わせが少ない原因は主に「訪問者の少なさ」「ホームページの内容や構成の問題」「問い合わせのハードルの高さ」の3つ
  • 最も手軽に効果が出やすいのは「問い合わせフォームの最適化」と「CTAボタンの戦略的配置」
  • ユーザー目線のコンテンツと信頼性を高める要素が問い合わせ増加の鍵
  • SEO対策とスマホ対応は中長期的な効果も期待できる重要な施策
  • 改善は一度で終わりではなく、継続的に行うことが大切

この記事で紹介した方法を実践することで、状況を大きく改善することができます。まずはこれらの基本的なポイントを押さえることで、短期間でホームページを改善しませんか?

どんなに素晴らしい商品やサービスを持っていても、それが潜在顧客に届かなければ意味がありません。ホームページは24時間365日働いてくれる営業マンです。その営業マンがより効果的に働けるよう、定期的にメンテナンスしていきましょう。

この記事で紹介した方法を実践して、あなたのホームページからの問い合わせが増えることを願っています。

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